新司法試験
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新司法試験
◆資格の内容
・裁判官、弁護士、検察官になりたい人に、それに必要な学識、応用能力を
有しているかどうか判定する試験で、超難関な試験のひとつ。
訴訟トラブルが身近になった現代において、法曹需要増大に対して
法曹の質を維持しつつ、法曹人口拡大対策の一環として、2004年に
導入された試験制度で、本試験と法科大学院制度です。
◆受験資格
93単位以上の単位を修得し、なおかつ法科大学院課程を修了した者に
「法務博士」の学位と新司法試験の受験資格が与えられます。
尚、新司法試験には受験期間と回数に制限があります。
それぞれ
・受験期間は
⇒法科大学院の修了年の4月1日から5年を経過する期間内。
・回数は
⇒3回まで。
・その他
法科大学院を終了して新司法試験を受けようとした者が、その試験前に
現行司法試験の二次試験を受けたことがあるものは、当該司法試験の
受験とみなされ、回数制限の対象となる。
法科大学院課程終了前に受けた現行の二次試験はその修了前の
2年間に受けたものに限り有効となる。
◆試験内容
試験は、短答式と論文式による筆記により、執り行われる。
・短答式試験
この試験の目的は、法律知識および法的な推論の能力を有するかどうかの
判定を行うことで、次の三科目で行われる。
†公法系科目
憲法および行政法分野の科目
†民事系科目
民法、商法および民事訴訟法に関する分野の科目
†刑事系科目
刑法および刑事訴訟法に関する分野の科目
・論文式試験
この試験の目的は、法的な分析や構成および論述の能力を有しているかどうかを
判定される試験で、次の四科目で行われる。
†公法系科目
憲法および行政法分野の科目
†民事系科目
民法、商法および民事訴訟法に関する分野の科目
†刑事系科目
刑法および刑事訴訟法に関する分野の科目
†選択科目
倒産法、租税法、経済法、知的財産法、労働法、環境法、国際関係法から
選択した1科目。
◆受験手続き方法
受験申込用紙は、受験案内と共に、各法科大学院に必要部数が
配布され、受験者が自分の修了した大学院から受け取る。
平成19年からは、電子オンラインでも受け付けているので
参考にしてください。
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