資格取得の目的




●資格取得の狙い

あなたもご存知のように、2008年に起こったリーマンショック以来

経済環境は、これまでと180度変わり、不況と言う嵐が、世の中で

吹きまわっています。


2007年までは、戦後最長の経済成長を遂げ、大学生の就職も

売り手市場で、一人に数社は当たり前でした。

しかし、2008年以降は、企業の求人は減り、そのあおりを受け

大学生の新卒の求人採用も急落!。

ついに、内定取り消しまでもが発生するに至りました。


その経済不況は、政府の経済刺激対策を受けて、2009年の春を底に

一旦持ち直したように見受けられます(2009年4月〜6月の経済指標から)が

日本、いや世界経済はまだまだ回復基調には至らず、先行きも

不透明な状態にあります。

今後も、経済のV字回復は望めず、企業の新規採用枠の増加も増えることは

困難な状況にあると言えます。


このような、背景の中、企業の新規採用試験を受ける新卒者は、目的の

企業の採用試験と言う戦場で、少ない採用枠をめぐって、戦い(競争)を

して、その戦いに勝利しなくてはなりません。


戦場で戦うには、武器が必要です。武器と言うのは、具体的には、あなたの

能力です。あなたは、人より優れている武器を持っていますか。


それと同じく、とても大切なことがあります。その武器は、第三者から見て

価値がありますか。

例を挙げると、例えば、Aさんは、「私はパソコンに関しての知識があります。」と

アピールしたとしましょう。武器は、パソコンのスキルです。

しかし、企業の採用担当者は、Aさんのことを知りません。

パソコンの知識と言っても、そのレベルがわかりませんよね。

†.ワードで文章が作れる、表計算ソフトを使いこなせる程度の知識・経験レベルなのか

†.パソコンのハードウェアやネットワーク関連のスキル、データベースのスキル

   ホームページ制作(HTMLプログラミング)やPHPなどのプログラミングや

   情報システム開発のスキルを持っている人かもしれません。


そこで、出てくるのが、国家資格です。

国家資格は、国や地方自治体が定める、一定のスキルを持っている人に

与えられるものです。


つまり、国や都道府県からお墨付きをもらうわけです。

そうしたら、誰が見ても、そのスキル(戦場で戦う武器)のレベルは

一目瞭然です。

そうか、君は○○の資格を持っているんだな。で、全てがわかります。


つまり、国家資格などの資格を取得することは、新規企業の採用などの

場面で、あなたにとって、他の人より優位に立つことは間違いなし。


私が言いたいのは、このような場面や、理由で、国家資格が

とても大切であると言う意味が、ここにあります。


また、この資格取得は、学歴や職業に関係なく、

誰にでも公平にチャンスが与えられていると言うことも

知っておいてください。

(C) 2012 大学生の国家資格取得